こんにちは、ふくろう夫婦です!
我が家の2人の合算資産は、2023年初のマイナス10万円から2026年8月には785万円になりました。
最初からNISAへ大きく投資せず、同棲・結婚など近いうちに使うお金を現金で準備し、余力が増えてから積立額を増やしてきました。
大きかったのは極端な節約より、固定費・家計把握・自動積立の仕組みを整えたことです。参考にしてほしいのは金額そのものではなく、この順番です。
2023年、社会人になった頃。我が家の資産形成は、十分な貯金がある状態から始まったわけではありません。
卒業旅行の費用で親から10万円を借りており、2人の資産を合計すると、スタート地点はおおよそマイナス10万円でした。
そこから約3年半。2026年8月末には、現金540万円・株式や投資信託245万円、総資産785万円になりました。
ただ、最初から785万円を目標にして、ひたすら節約していたわけではありません。同棲、結婚など近い将来に使うお金を現金で準備し、余力が増えるたびにNISAの積立額を少しずつ増やしてきました。
この記事では、我が家の3年半の資産推移をもとに、20代で資産形成を始めるときの順番を整理します。
- マイナス10万円から785万円までの資産推移
- 同棲・結婚と貯金の優先順位
- NISAを月1万円から増やした考え方
- 他の家庭でも使える5つのSTEP
まず、我が家の資産推移をまとめます。過去の数字は当時の記録を完全に残しているわけではないため、2026年8月以外は記憶をもとにした概算です。
※2026年8月以外は、当時を振り返った概算値です。2024年後半は同棲・引っ越し等で約80万円を使ったため、資産額が一時的に横ばいになっています。
こうして見ると右肩上がりですが、ずっと同じペースで貯金していたわけではありません。特に2024年後半は、資産額が約150万円のままほぼ増えていません。同棲を始めるために、引っ越しなどで合計80万円ほど使ったからです。
今振り返ると、この時期を「資産形成が止まった」とは考えていません。使う予定だったお金を貯めて、必要なタイミングで使っただけだからです。
社会人になった2023年頃、私(夫)の手取りは月20〜22万円ほどだったと思います。当時は実家暮らしでした。そこまで生活を切り詰めていたわけではありませんが、家賃や食費の負担が今より小さかったため、月10万円以上は貯められていました。
貯金の目的はかなり明確でした。今の妻との同棲資金です。将来のためにお金を貯めたいという意識は当時からぼんやり持っていましたが、何十年後の老後よりも、まずは数年以内に確実に必要になる同棲のお金を優先しました。
一方、投資をまったくしていなかったわけではありません。社会人1年目から当時のNISAを利用し、まずは月1万円から積み立てを始めました。最初から大きな金額を投資しなかったのは、投資より先に使う予定のある現金が必要だったからです。
2024年後半には実際に同棲を始めました。引っ越しなどを含めると、2人で合計80万円ほどは使ったと思います。妻側も引っ越しなどの支出があり、同棲開始時には手元の貯金がほとんど残っていない状態でした。
最初から2人とも何百万円もの資産を持ち、余裕のある状態で共同生活を始めたわけではありません。だからこそ、この時期から「いくら稼いだか」だけではなく「毎月いくら必要なのか」を意識するようになりました。
引っ越しのときには複数社から見積もりを取り、仲介手数料についても交渉しました。結果的に費用をかなり抑えることができました。また、毎月続く家賃もできるだけ抑えられる物件を選びました。
この経験から、数百円の節約を毎日続ける以上に、家賃や引っ越しなど金額の大きい支出ほど入念に調べることが大切だと感じました。
同棲後にやってよかったと思うことの一つが、早い段階で家計を把握できる状態を作ったことです。クレジットカードを使い、Money Forwardと連携して、何にどれくらい使っているのかを確認できる状態にしました。
- 毎月どれくらい使っているか
- 固定費はいくらか
- 大きな支出は何か
- どれくらい資産形成に回せるか
毎日細かく家計簿へ入力することより、家計全体のお金の流れが見えることを重視しています。これは現在の家計管理にもつながっています。
夫婦の生活費も単純な50:50ではなく、収入差を考慮して夫:妻=6:4を一つの目安にしています。
資産形成の方法が少しずつ変わったのは、近い将来に必要なお金の準備が進んでからです。最初は同棲資金。その後は、結婚式や新婚旅行などのお金。こうした数年以内に使う可能性が高いお金は、投資ではなく現金で準備してきました。
それらの見通しが立つにつれて、子どもが生まれた後のお金、教育費、老後資金など、さらに先で使うお金を意識するようになり、NISAの積立額も少しずつ増やしていきました。現在は新NISAへ月10万円を積み立てています。
ただし、NISAの非課税枠をできるだけ早く埋めること自体は目的にしていません。我が家では現在も、生活防衛資金と特別費を合わせた生活資金300万円を現金で確保しています。
生活資金を確保したうえで、残った余力をどこまでNISAへ回すかを考えています。
投資については、最初から現在の方法にたどり着いていたわけではありません。一時期、高配当株に興味を持ち、いろいろな企業の単元株を買っていたこともあります。
実際にやってみると、複数企業を管理する必要があり、定期的に郵便物も届きます。自分にとっては思った以上に手間がかかりました。
高配当株そのものが悪いのではなく、我が家にはインデックス投資をして、あまり触らず積み立てる方法の方が合っていたというだけです。
会社員として働きながら数十年続けることを考えると、理論上の最適解だけでなく、自分が面倒に感じず続けられるかも大切だと感じています。
社会人1年目は実家暮らしだったため、同棲資金をかなり貯めることができました。これは誰でも再現できる条件ではありません。月10万円以上という金額自体ではなく、生活に余裕がある時期に次に必要なお金を作ったことが大きかったと考えています。
同棲、引っ越し、結婚など、近いうちに使うと分かっているお金は現金で準備しました。そのため、NISAを早く埋めることは優先していません。
家賃をできるだけ抑え、引っ越しでは相見積もりや交渉をしました。毎日の細かい節約よりも、まず金額の大きな支出を見るようにしています。
クレジットカードとMoney Forwardを使い、支出を確認できるようにしました。完璧な家計簿ではなくても、毎月のお金の流れが見えれば次の判断がしやすくなります。
旧NISAの月1万円から始め、近いライフイベントに必要なお金の準備が進むにつれて積立額を増やしました。現在は月10万円です。最初から最大額を目指さなかったことが、無理なく継続できた理由の一つだと思っています。
我が家は2026年8月時点で総資産785万円になりました。しかし、「20代なら3年で785万円を目指しましょう」と言いたいわけではありません。収入、実家暮らしか一人暮らしか、結婚する時期、家賃などによって、貯められる金額は大きく変わります。
実際、我が家自身も社会人1年目は実家暮らしだったという大きな条件があります。だから参考にしてほしいのは、金額ではなく順番です。
「では、20代夫婦の資産額は平均と比べて多いのか、少ないのか」が気になる方へ、J-FLECの平均・中央値と我が家の考え方をこちらの記事で整理しています。
- STEP1|近いうちに必要なお金を確認する:引っ越し・同棲・結婚など、数年以内の予定を洗い出す
- STEP2|そのお金を現金で準備する:近く使うお金まで無理に投資へ回さない
- STEP3|家計を把握できるようにする:収入−生活費で、毎月いくら残るかを見る
- STEP4|無理のない金額から積立投資を始める:我が家も最初は月1万円から
- STEP5|近い支出の準備ができたら長期資金を増やす:余力に合わせて積立額を見直す
この順番なら、収入や貯金額が違っても自分の家計に当てはめられます。
- 2023年初の2人の合算資産はマイナス10万円
- 同棲資金を優先しながら旧NISAを月1万円から開始
- 同棲では約80万円を使い、資産額が横ばいの時期もあった
- 固定費と家計把握の仕組みを整えた
- 近い支出の準備ができるにつれてNISAを増額
- 2026年8月の総資産は785万円
振り返ると、最初から資産形成の完璧な設計図があったわけではありません。生活が変わるたびに、「次に何へお金を使うのか」「そのために現金はいくら必要なのか」「残ったお金をどこまで投資できるのか」を考えてきました。
20代は、同棲、結婚、出産など生活が大きく変わる時期でもあります。だから我が家は、投資額を最大化することよりも、必要な現金を確保しながら、無理なく積み立てを続けられる家計を作ることをこれからも優先します。
続けて、資産が増えて実感した「資産が増えて何が変わったか」についてもご覧ください。
資産形成は、いきなり投資から始めるよりも、順番に整えるほうが続けやすくなります。
- STEP1:まずは守るお金を決める
- STEP2:毎月のお金の流れを整える
- STEP3:余剰資金の置き場所を決める
- STEP4:長期目標から逆算する
自分の条件で試すなら
年齢・資産額・毎月の積立額を入力して、目標達成確率を確認できます。

